育休中のママと、在宅ワークのパパ。
赤ちゃんがいる家で仕事をするのは、正直かなり大変ですよね。
- 在宅ワーク中の家族に気を使ってつらい
- 赤ちゃんの声で仕事に集中できない
- 赤ちゃんが小さい頃は外出できなくて、息が詰まる…
こんな風に悩んでいませんか?
私は育休中、赤ちゃんのお世話と夫の仕事時間が重なり、夫が仕事に集中できず「どうすればいいんだろう…」と悩む日々を過ごしました。
ですが、お互いがちょっとした工夫を重ねたことで、赤ちゃんもパパも快適に過ごせる環境に近づけました。
この記事を読むと、わが家で実践した自宅保育中に在宅ワークを乗り切るための工夫が分かります。
わが家で実践した「乗り切り方7選」
- 夫婦で徹底的に話し合う
- 1階と2階で生活を分ける
- AIに話を聞いてもらう
- 短時間でもお出かけする
- 遮音ヘッドホンを付ける
- 定期的に出社日を作る
- すぐに使えるコワーキングスペースを調べておく
① 夫婦で徹底的に話し合う
まず一番大事なのは「夫婦で話し合うこと」です。
と言っても「これがつらい」「これが大変」と感情をぶつけ合うだけでは足りません。
大切なのは、お互いの現状(事実)を共有することです。
この話し合いで感情的にならず、事実確認ができるかによって今後の育児と在宅ワークが乗り切れるかが決まると言っても過言ではありません。
わが家の場合はこんな感じでした。
・赤ちゃんは3時間おきに授乳(ミルク作り)がある
・2階で赤ちゃんと2人きりで過ごすと時々息が詰まる
・首の据わらない赤ちゃんを2階に運ぶのが怖い
・毎週木曜日の14時〜17時の会議の時は静かにしてほしい
・毎月中旬は仕事の締め切りがあるので仕事に集中したい
こうした状況を具体的に出し合うと「どうすればお互いに無理なく過ごせるか」が見えてきます。
夫婦で事実を把握しておくことが、解決の第一歩でした。
② 1階と2階で生活を分ける
わが家は戸建てに住んでいて、在宅ワークの夫の仕事部屋は1階にあります。
夫婦の話し合いで「この時間は静かに仕事をしたい」という夫の状況が分かったため、1階と2階で生活を分けるようにしました。
「首の据わらない赤ちゃんを2階に運ぶのが怖い」という点についても、話し合いをしました。
その結果、夫に赤ちゃんを2階に運んでもらい、私と赤ちゃんは基本的に2階で過ごすことにしました。
生活フロアを分けるだけで、泣き声のストレスもお互いの気遣いも大きく減りました。
③ AIに話を聞いてもらう
不安や悩みでいっぱいなとき、ひとまず心を落ち着けるためにもAIを頼るのはおすすめです。
- 家族(両親や兄弟)に心配をかけたくない
- すぐに話を聞いてもらえる友人がいない
- 役所や公的機関には電話するのはハードルが高い
- 夜中や早朝で誰にも頼れない
そんなとき、AIはいつでも味方になってくれました。
優しい言葉をかけてもらえるだけで「少し楽になった…」と思えました。
気持ちを文字にして整理できることも含めて、AIに話を聞いてもらうと気が楽になりました。
④ 短時間でもお出かけする
赤ちゃんと一緒に、物理的に環境を変えるのも効果的です。
娘はベビーカーに乗せるとよく眠る子だったので、よく近所を1時間ほど散歩していました。
暑い夏や寒い冬はショッピングモールに行きました。
ベビーカーを押すママ・パパがたくさんいて、「みんな仲間なんだ!」と思えるだけで安心できました。
在宅ワークをしている側が、休憩時間にちょっとお散歩するだけでも気が晴れますよ。
実家やママ友を頼る!周りの力を借りよう
育休中のママ友に「夫が在宅勤務だと家にいるのが辛い…」と相談したことがありました。
すると有難いことに「うちにおいでよ!」と声をかけていただきました。
赤ちゃん同士での交流ができるし、ママ友同士の会話もできるし、気晴らしが出来て本当に有り難かったです。
隣町の実家にも連れていき、娘と遊んでもらいました。
辛い思いをしている時に「あなたの力になりたい」と思ってくれる人がいるはずです。
子育てはパパ・ママだけで完結させようとすると本当に大変!遠慮せず周りの力を借りましょう!
⑤ 遮音ヘッドホンを使う
夫は元々ヘッドホンをして仕事をしていましたが、泣き声が貫通してしまい集中できませんでした。
そこで、遮音性の高いノイズキャンセリングヘッドホンを購入しました。
会議や資料作成に集中しやすくなったそうです。
⑥ 定期的に出社日を作る
夫の仕事は自由度が高かったため、週1回は出社や外出で打ち合わせをしてもらいました。
「泣き声で気を遣わなくていい日」があるだけで、私自身もかなり心が軽くなりました。
⑦ コワーキングスペースを調べておく
わが家では実際に利用せずに済みましたが、いつでも行けるように候補を調べていました。
民間のコワーキングスペースの他、公共施設のPCスペースやカラオケの個室を検討していました。
在宅ワークをしている側が、自宅にいるのが辛くなってしまった時の「心の避難所」として事前に調べておくことをおすすめします。
赤ちゃんと“物理的な距離”を置く大切さ
どれだけ赤ちゃんが可愛くて大事でも、泣き声で仕事に集中できないと心が疲弊してしまいます。
育休側も、ただでさえ赤ちゃんのお世話で体力的に疲れているところに、周りへの配慮や気を使っていたら心が持ちませんよね。
夫は”男性の育児うつ”になりかけた
夫は泣き声のストレスで「気分が落ち込む」「眠れない」「赤ちゃんに手が出そうになる」という発言までありました。
男性の育児うつを疑って精神科を受診しましたが、幸い診断は出ませんでした。
夫は「赤ちゃんの声で集中できない=仕事ができない自分に価値はない」と思い悩み、自分を責めていたそうです。
私自身も夫が思い詰めていることに気づきながらも「赤ちゃんを守らなきゃ」と常に緊張状態にあったこと思います。
「まだ大丈夫」と思っても、心が限界に近づいていることがあります。
夫婦が共倒れになってからでは遅いです!
夫婦で現状を把握し合い、赤ちゃんと物理的に距離を置くことも大切です。
まとめ
- 夫婦で「事実」を話し合い、状況を共有する
- 赤ちゃんとパパの環境を物理的に分ける
- AIやお散歩、出社日などを組み合わせてストレスを軽減する
在宅ワークと、赤ちゃんの育児を同じ家の中でこなすのは、本当に大変です。
私も育休ママとしてつらい思いを経験したので分かります。
ですが、夫婦で事実を共有して生活スペースを分け、AIに頼ったり外出で気分転換をしたりして乗り切ることができました。
私自身、周りに同じ状況の人がいなくて「誰か同じ悩みを持っていいる人はいませんか!?」と必死にネットで探していました。
もしこの記事が、同じように悩んでいるママ・パパの参考になれば嬉しいです。
今回のように、”子育ての悩みを「効率化」や「AI活用」で乗り切った体験談”をまとめた記事を書いています。ぜひ覗いてみてくださいね。
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